“よなきまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜啼松50.0%
夜泣松50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東海道名所図絵めいしょずえつてみると、夜啼石は小夜の中山街道のまん中にあつて、それからひがし一町ばかりの左側に夜啼松よなきまつがある。そのほとりに妊婦塚はらみおんなづかといふのがある。
小夜の中山夜啼石 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
これも夜中には幽霊じみて、旅人をおびやかそう。——夜泣松よなきまつというのが丘下おかしたの山の出端でばなに、黙ったからすのように羽を重ねた。
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)