“よっきゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
浴客100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまに、山越えの諸国担ぎ売りが宿をとるくらいのもので、もとより浴客よっきゃくなどはないのだから、温泉とはいっても、沢の底の奇巌のあいだに噴き出るに任せ、あふるるままに
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それは警察署の聴取書綴ききとりしょつづりのなかから発見したものであったが、事件は築地の或る公衆浴場の流し場で、仲間同士らしい裸の客がわあわあしゃべっているのを、盗み聞きしていた一浴客よっきゃく
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)