“ようたし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
用達98.6%
用足1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曰く穀物の用達ようたし、曰く貨幣の用達これなり。穀物の用達なるものはただちに生産者より穀物を購買せず、政府の代官よりこれを購買す。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
三千代は下女も留守だと云った。自分も先刻さっき其所そこまで用達ようたしに出て、今帰って夕食ゆうめしを済ましたばかりだと云った。やがて平岡の話が出た。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分は東海道を一息ひといきに京都まで来て、そこで四五日用足ようたしかたがた逗留とうりゅうしてから、同じ大阪の地を踏む考えであった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)