“ようかいへんげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
妖怪変化100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶えて久しい主人が、こうして夜陰やいんにブラリと尋ねて来たものですから、一学も最初は妖怪変化ようかいへんげではないかとさえ驚きあやしみ、且つ喜びました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
芳年よしとしの三十六怪選の勇ましくも物恐ろしい妖怪変化ようかいへんげの絵や、三枚続きの武者絵に、乳母うばや女中に手をかれた坊ちゃんの足は幾度もその前で動かなくなった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
「知らねえよ、知らねえよ。おらあ気合い術なんかは知らねえよ。それだのに、どうしたというんだろうな。まるで、妖怪変化ようかいへんげにでも化かされているようじゃねえか」