“ゆりすわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
揺据100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白の狩衣、紅梅小袖、ともしびの影にちらちらと、囃子の舞妓、芸妓など、霧に揺据ゆりすわって、小鼓、八雲琴やくもごと調しらべを休むと、後囃子あとばやしなる素袍の稚児が、浅葱桜あさぎざくらを織交ぜて、すりがね、太鼓のも憩う。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)