“ゆげた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯桁60.0%
弓削田20.0%
弓気多20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日くれて湯桁ゆげたのうちに、耳目鼻のなき痩法師の、ひとりほと/\と入りたるを見て、余は大いに驚き、物かげよりうかゞふうち、早々湯あみして出でゆく姿、骸骨の絵にたがふところなし。
温泉雑記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「あなたは、台湾で役人をしていた、弓削田ゆげたという人を知っとりますか。」と言う。
香油 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
鉄砲組足軽四十人を預つて、千五百五十三石をんだ。二世隼人正はいとのかみ正信は東福門院附弓気多ゆげた摂津守昌吉の次男で、正重の女婿ぢよせいである。正信は文禄四年に生れ、寛文十年十二月二日に七十六歳で歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)