“ゆうぜんぞめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
友禅染80.0%
幽禅染20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
型紙には様々な模様が切りぬかれ、花だとか鳥だとか貝だとか、時には家や舟なども画題に入りました。柄のよいこと、色の美しいことで、かの有名な友禅染ゆうぜんぞめにも比ぶべきものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
京屋吉兵衛は代々の紺屋こうやで、三代前の吉兵衛は京都へ行って友禅染ゆうぜんぞめの染方をならって来てこれに工夫をくわえ、型紙をつかって細かい模様を描くことを思いつき、豆描友禅まめがきゆうぜんという名で売りだしたが
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
幽禅染ゆうぜんぞめもしくは繍箔ぬいはくの製造せられたるは、これわが人民が紅花べにはな染の綿衣すら着くるあたわざるものありたればなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)