“ゆうきつむぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
結城紬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは果してわたしの望むが如くに、唐桟縞とうざんじまの旧衣を脱して結城紬ゆうきつむぎ新様しんように追随する事ができたであろうか。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
製作に困難もあるでしょうが、結城紬ゆうきつむぎの場合のように、正しい仕事はいつか大きな味方を得るでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
やはり黒木綿の紋付羽織に、兄の紀念かたみとかいう二十年来着古きふるした結城紬ゆうきつむぎの綿入を着たままである。いくら結城紬が丈夫だって、こう着つづけではたまらない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)