“ゆいまきつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
維摩詰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釈尊在世の昔、釈尊が滞在せられた毘耶離城びやりじょう維摩詰ゆいまきつという偉い仏教の体得者がいました。その偉さにおいては釈尊に一目置くだけで、あとの十大弟子などは足元へも寄り付けません。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ここにおいて文殊師利もんじゅしり維摩詰ゆいまきつに問う。我ら各自みなみな説きおわれり。仁者きみ、まさに説くべし。何等なにをかこれ菩薩、にゅう不二法門という。時に、維摩、黙然ことばなし。文殊師利嘆じて曰く善哉よきかな善哉。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)