“ゆいま”の漢字の書き方と例文
語句割合
維摩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正統の茶室の広さは四畳半で維摩ゆいま経文きょうもんの一節によって定められている。その興味ある著作において、馥柯羅摩訶秩多びからまかちった(二七)文珠師利菩薩もんじゅしりぼさつと八万四千の仏陀ぶっだ弟子でしをこの狭い室に迎えている。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
十大弟子、天竜八部衆、二組の四天王、帝釈・梵天、維摩ゆいま、などを除いて、目ぼしいものはみな観音である。これは観音像がわりに動かしやすいために、自然に集まってきたというわけかも知れない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)