“やままゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山繭90.0%
槐蚕10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブータンその他の輸入品 ブータンあるいはシッキム地方から、山繭やままゆでこしらえた布、羊毛の広幅布、木綿糸の広幅布類が大分輸入されます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
朝と晩にうみを吸い取るために当ててある山繭やままゆとガアゼを、自分でピンセットでがしちゃ取り替えていましたけれど、見ちゃいられませんでしたわ。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
夏の夜は蚊が多かった。蒲団扇かばうちわを動かして槐樹の下に坐り、茂り葉の隙間から、あの一つ一つの青空を見ていると、晩手おくて槐蚕やままゆがいつもひいやりの頸首えりくびの上に落ちる。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)