槐蚕やままゆ)” の例文
夏の夜は蚊が多かった。蒲団扇かばうちわを動かして槐樹の下に坐り、茂り葉の隙間から、あの一つ一つの青空を見ていると、晩手おくて槐蚕やままゆがいつもひいやりの頸首えりくびの上に落ちる。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)