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やうかんいろ
ふりがな文庫
“やうかんいろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
羊羹色
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羊羹色
(逆引き)
色の青白い、少し病的ではあるが娘に似た立派な顏立ちで、
羊羹色
(
やうかんいろ
)
になつた羽織、膝の拔けかゝつた
袷
(
あはせ
)
、疊も唐紙も、淺ましく古びて、貧しさは思ひやられます。
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
いかにも着實さうで、
羊羹色
(
やうかんいろ
)
の紋附と共に、何んの疑念も不平もなく、忠義一途に世に
古
(
ふ
)
りた姿です。
銭形平次捕物控:195 若党の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
前ぶれ通り、存分に野暮つたい四十五六の武家、羽織の紐を
觀世縒
(
くわんぜより
)
で
括
(
くゝ
)
つて、山の入つた
袴
(
はかま
)
、折目高の羽織が、少し
羊羹色
(
やうかんいろ
)
になつてゐやうといふ、典型的な御用人です。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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