“もとじゅく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本宿50.0%
元宿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八六 土淵村の中央にて役場小学校などのあるところを字本宿もとじゅくという。此所に豆腐屋とうふやを業とする政という者、今三十六七なるべし。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
土淵村大字土淵の常堅寺じょうけんじ曹洞宗そうとうしゅうにて、遠野郷十二ヶ寺の触頭ふれがしらなり。或る日の夕方に村人何某という者、本宿もとじゅくより来る路にて何某という老人にあえり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一人が元宿もとじゅくの方の廉い店までわざわざ買いに行った。それを他の者がお茶を入れて待っているという具合で、かなり貧乏しながら、その寺の厄介になっていた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)