“もつがい”の漢字の書き方と例文
語句割合
物外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お尋ねをこうむるほどの者には候わず、愚僧は備後びんご尾道おのみち物外もつがいと申す雲水の身にて候」
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その頃、知られた大力の坊主に物外もつがい和尚というのがありました。この和尚は拳骨の名人であります。拳を固めて物を打てば、その物がみなへこむから、一名を拳骨和尚とつけられました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さては、あの物外もつがいめが、茶飯を食いたいばかりに悪戯いたずらをする」
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)