“もちざを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黐竿66.7%
黐棹33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日長い黐竿もちざをを持つて町の空へ來る蜻※とんぼを追ひ𢌞して居た兄の子供も、復た/\夏休み前と同じやうに鞄を肩に掛けて、學校へ通ふやうに成りました。
お前は私たちの後から、黐竿もちざをを肩にかついだ小さな弟と一しよに、魚籠をぶらさげて、ついてきた。私は蚯蚓がこはいので、お前の兄たちにそれを釣針につけて貰つた。
麦藁帽子 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
黐棹もちざをひゆうひゆうんでた。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)