“むしがし”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒸菓子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉は厚く光っており、夏の末に咲く花は五味子ごみしのようで、熟した実は赤黒くて、形は蒸菓子むしがし鹿そっくりです。飯事ままごとに遣います。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
生菓子なまがし蒸菓子むしがしというような名まえは、上方かみがたから西の子どもは知らなかった。餅菓子もちがしというと餅と菓子と、二つをならべたもののように思っていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)