“むこうがおか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向ヶ岡50.0%
向岡25.0%
向陵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崖の上は向岡むこうがおかから王子に連る丘陵である。そして崖の下のはたけや水田を隔てて、上野の山と相対している。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
青年の心に、急に信一郎に対する一脈の親しみがいたようであった。華やかな青春の時代を、同じ向陵むこうがおかの寄宿寮に過ごした者のみが、感じ合う特殊の親しみが、青年の心を湿うるおしたようであった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)