“みょうじたいとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
苗字帯刀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎に角参勤交代さんきんこうたいの折は大名方の御用を足す重要な機関でしたから、本陣は苗字帯刀みょうじたいとうを許され扶持ふちを賜わったもので、即ち政府の特別指定と奨励金の恩典に浴したものですから
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
さわの父は河見半左衛門かわみはんざえもんという。母の名はわか。さわの下に一つ違いの妹なかと、その三つ下に丈二という弟がいた。河見家は七代まえに苗字帯刀みょうじたいとうをゆるされ、代々七カ村の庄屋を勤めていた。
榎物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
奈良屋三郎兵衛は五十五六、江戸の大町人で、苗字帯刀みょうじたいとうを許されているというにしては、好々爺こうこうやという感じのする仁体でした。