“みょうかくじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
妙覚寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「本能寺へいそげ。本能寺をおおい包め。——光秀の敵は、四条本能寺と、二条妙覚寺みょうかくじの内にるぞ。行けッ、行けっ。踏みおくるる者は斬るぞ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀龍は幼少の頃、妙覚寺みょうかくじに入り、顕密けんみつを学び、前身は僧であったこともあるので、美濃衆の合い言葉にも、顕密の語が用いられたり、こういう隠し作法にも、どこか寺院臭さがあった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二条妙覚寺みょうかくじの大屋根は、初秋七月の長雨に、蕭条しょうじょうと打ちたたかれていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時刻をややさかのぼって、一転、ここで彼の宿所妙覚寺みょうかくじへうつる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)