“みゃくかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
脈管100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただこの苦痛の幾分が、あなたの脈管みゃくかんの中に流れている人情の血潮に伝わって、そこに同情の波を少しでも立ててくれる事ができるなら、僕はそれで満足です。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
全身の脈管みゃくかんに密を流すような法悦を感じて、このまま御仏の国に生れ変りそうに思えたのでしょう。
其時こそ京王の電鉄も都と田舎をつなぐ愛の連鎖、あたたかい血のかよ脈管みゃくかんとなるを得るであろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)