“みみし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳痺50.0%
耳癈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽ちガーッと烏の、森に木精こだまして響き渡った。すなわち合図の烏笛! と、そいつに答えるように、梢や木蔭や草むらから、ガーッガーッと烏の啼く音、耳痺みみしいるばかりに聞こえて来た。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
耳癈みみしいて狂死せる朝寝房むらくも、酔いどれの噺は一種いいがたきおかし味あり、ことにはかの折々『ふあーッ』と絶叫せる奇声妙音、また大正末年の寄席風物詩に一異彩たりしが
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)