“みなれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見慣50.0%
見馴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この家に出入する者は、或は、大きな蛇が、枝に絡み付いて、雀をねらっているのを見たといった。また、この森の奥にある家へ入って行くまでには、森の下を歩いて種々いろいろ見慣みなれぬ虫を見たといった。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
これこそ見馴みなれぬせいか見事を通り越して、気味が悪いというか何んというか、大きなフットボールのような柿の実が、陽射しを受けて艶々つやつやしく枝も折れんばかりに成っているのである。
火星の魔術師 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)