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みっけん
ふりがな文庫
“みっけん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
密見
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
密見
(逆引き)
こもりきッた黒煙が、お茶の水の抜け道へまで
噴
(
ふ
)
きだした程であるから、お千絵様のいた
密見
(
みっけん
)
の
間
(
ま
)
は、あらかた、火になったものと思われる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
密見
(
みっけん
)
の
間
(
ま
)
にいる、お千絵とおたみとは、その音にハッと驚かされて、等しい目色を、思わず後ろの方へ射向けた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「アア、大変なことになった——」おたみは狂わしく駈け戻って、はやまって
放
(
か
)
けた奥の火を消そうとした。けれど、
密見
(
みっけん
)
の
間
(
ま
)
の
反古
(
ほご
)
と油は、もう消し伏せもならぬ
焔
(
ほのお
)
となっている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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