“みじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
微塵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綺麗さは二人に劣らなかったでしょうが、これは働き者で親孝行で、お今、お三輪のように、浮いた噂などは微塵みじんもなかったのです。
あたかも戸外の天気の様に、それが静かにじっと働らいていた。が、その底には微塵みじんごとき本体の分らぬものが無数に押し合っていた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨日までの私は、ただジーナやスパセニアが懐かしい、恋しい気持で一杯でした。しかし、今はもうそんな気持は微塵みじんもないのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)