“みきすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幹助66.7%
造酒助33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手傳つてくれたのは、養子の與茂吉よもきちと、下男の幹助みきすけの二人、一人は二十一二の青白い若旦那型で、一人は赤黒い三十男。
平次が行った時は、下男の幹助みきすけと養子の与茂吉に介抱され、口に水を注ぎ込まれたり、脇腹をくすぐられたり、百方手を尽して、漸く正気づいたところでした。
養子の与茂吉よもきちと、下男の幹助みきすけの二人、一人は二十三の青白い若旦那型で、一人は赤黒い三十男、一人は弁舌の達者な、感じの滑らかな人間で、一人は無口で丈夫そうで、眼鼻立までがっちりした男
「もう一人、江島屋の下男の幹助みきすけ、あれは良い男ですね、色が赤黒くて、恐ろしく達者で、秩父山中から生捕って来た熊の子みてえな野郎ですが、無口で無愛想で、お嬢さんのお艶に白い歯も見せないのは、あの男ばかりですよ」
主人の造酒助みきすけは旅からまだ帰らず、一番物騒な網干の七平は、賭場とばへもぐり込んで、すっからかんにかれたことは、多勢の証人があって疑う余地もありません。
「赤前垂に赤い片襷かただすき、揃のあわせで皆んな素足だ、よくもあんなに綺麗なのを五人も揃えたと思うと、亭主の造酒助みきすけよりもその配偶つれのお余野というのが、大変な働き者だったんですね」