“まゆつば”の漢字の書き方と例文
語句割合
眉唾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五郎のやつは、八幡樣の神馬しんめの生れ變りで、福徳圓滿、富貴望むが儘なるべし——は少し眉唾まゆつばだが、顏の長いところは、馬に縁がないでもない。
しかし気が付くと、どうやらこれが眉唾まゆつばのもののようにも思われてくる。「大地軸孔」のしたの晦冥かいめい国の女なんて、どうもこりゃ芝居がすぎるようだ。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
このアビルの親切に対して、一時ちょっと眉唾まゆつばの感じを持ったが、しかし、また昨夜みたいに、ひっかけられるんじゃないかといった深い疑惑は抱かなかった。抱けなかった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)