“まちはば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町巾50.0%
町幅50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町巾まちはば其処そこだけ広がっているのが妙に嫌な気持ちにさせる。俥宿と馬舎との間の地処にかこいをして草を植え、植木棚をつくり、小さなほこらを祭って、毎朝表通りの店から散歩にくる老旦那ろうだんなもあった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その後、武蔵の屋敷近くに火事があったが、町幅まちはばの狭いところなので、屋根から屋根へ梯子はしごを渡して、ましらのように身軽く走り通る者があった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)