“まいばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
米原93.8%
馬屋原6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十四日にあたかも露西亜から帰着した後藤男を敦賀つるがに迎え、その翌日は米原まいばらまで男爵と同車し、随行諸員を遠ざけて意見を交換したそうだ。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
伊吹山はあたかもこの関所の番兵のようにそびえているわけである。大垣おおがき米原まいばら間の鉄道線路は、この顕著な「地殻ちかくの割れ目」を縫うて敷かれてある。
伊吹山の句について (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「廿五日。晴。馬屋原まいばら、上原、石川へ寄、吉津見廻り。」馬屋原玄益は席順に拠るに己巳三十八歳で、生年は天保三年である。蘭軒の詩を贈つた成美伯好せいびはくかうの子で、当時江戸にあつたものと推せられる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)