馬屋原まいばら)” の例文
「廿五日。晴。馬屋原まいばら、上原、石川へ寄、吉津見廻り。」馬屋原玄益は席順に拠るに己巳三十八歳で、生年は天保三年である。蘭軒の詩を贈つた成美伯好せいびはくかうの子で、当時江戸にあつたものと推せられる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)