“ぼっきょうかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
木強漢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕だって何も好き好んで独身でいるんじゃない。家庭の温みも察している。女の情愛も知っている。こう見えても、根っからの木強漢ぼっきょうかんじゃないんだ」
妻の秘密筥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
友禅ゆうぜんの模様はわかる、金屏きんびょうえも解せる、銀燭ぎんしょく耀かがやきもまばゆく思う。生きた女の美しさはなおさらに眼に映る。親の恩、兄弟の情、朋友の信、これらを知らぬほどの木強漢ぼっきょうかんでは無論ない。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)