“ぼたんゆき”の漢字の書き方と例文
語句割合
牡丹雪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はッとして四辺あたりを見ましたが、大きな牡丹雪ぼたんゆきが降りしきっているのと、雪をかぶった樹木の枝と、ヨハンの居ない石牢の鉄の格子が見えるばかり……。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大降りだつた割りに早くれたやうですね。牡丹雪ぼたんゆきで二た刻ばかりの間にうんと積つたんでせう、寅刻なゝつ(四時)前に小用に起きた時は、小降りになつてましたよ」
たちまち八百八町は二寸厚みの牡丹雪ぼたんゆきにぬりこめられて、見渡すかぎりただひと色の銀世界でした。