“ぼくでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卜伝90.9%
卜傳9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世にふとの御所とよばれた国主の北畠具教とものり卿は、卜伝ぼくでん直系の第一人者であった。その権勢、その流風を慕って、由来、伊勢路の往来には武芸者のすがたも多い。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時、足利義輝の師範役塚原卜伝ぼくでんは引退して非ず、京師には吉岡憲法けんぽうの子、又三郎が随一の者とされていた。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「さう言へば、岡さんはお強いでせうね、——卜傳ぼくでん流とか聽きましたが」