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ほういん
ふりがな文庫
“ほういん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
法印
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法印
(逆引き)
洋服を着て抱え車に乗る、代言人の、わたしの父の家でさえ、毎月
晦日
(
みそか
)
そうじがすむと、井戸やおへっついを
法印
(
ほういん
)
さんがおがみに来て、ほうろくへ塩を盛り
御幣
(
ごへい
)
をたてたりしても
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
だが、
何人
(
なんぴと
)
も、この坊主の前身を、ほんとうに気がついているものはすくなかろう——鉄心庵現住の、大坊主、これこそ、その道では名の通った、島抜けの
法印
(
ほういん
)
という、
兇悪
(
きょうあく
)
な
代
(
しろ
)
ものなのだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
手ごわいと見てとってか、今度は、高野山から
雪曽
(
せつそ
)
という人相見の
法印
(
ほういん
)
を呼びよせ、端午の節句の当日、家中列座のなかで、源次郎さまの相は野伏乞食の相であると憚りもなくのべさせるという乱暴。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
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