“へんじゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
篇什100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前代の俳諧のごときは殊に読者を限定して、いわば銘々めいめいの腹の中のわかる者だけで鑑賞し合い、今日存する篇什へんじゅうはその楽しみのかすのようなものである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
故ヲ以テ余ノ上人ニオケルヤ交情もっとも熟ス。上人つとニ相宗ノ学ヲ以テ叢林そうりんニ称セラル。ソノ韻語ニオケルヤ固ヨリ遊戯余事ニ属ス。就中なかんずく著題ノ詩ハ特ニソノ長ズル所ナリ。篇什へんじゅう二百余首ニ及ブ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)