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へいえもんちょう
ふりがな文庫
“へいえもんちょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
平右衛門町
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平右衛門町
(逆引き)
彼はすばやくみきわめをつけ、けんめいに人波を押し分けて神田川の岸へぬけ、そのまま
平右衛門町
(
へいえもんちょう
)
から大川端へと出て来た。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
江戸の
大通
(
だいつう
)
、札差百九人衆の筆頭に据えられる大町人、
平右衛門町
(
へいえもんちょう
)
の伊勢屋新六が、本所
竪川筋
(
たてかわすじ
)
の置材木の上から、百両もする金銀
象眼
(
ぞうがん
)
の
鱮竿
(
たなござお
)
を垂れているところを
銭形平次捕物控:069 金の鯉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
……中通りをまっすぐにつき当ると
第六天
(
だいろくてん
)
の社である、柳原へはそこを右へ曲るのだが、おせんは左へ折れ、
平右衛門町
(
へいえもんちょう
)
をぬけて大川端へ出た。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
八五郎のガラッ八が、
旅籠町
(
はたごちょう
)
の泉屋へ行ったのは、
酉刻
(
むつ
)
(午後六時)少し過ぎ。利助の子分は五六人、
平右衛門町
(
へいえもんちょう
)
の隠居泉屋と、旅籠町の泉屋の本家に別れて、左右前後から目を配っておりました。
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
男はときどき鍋を持ち替えながら、自分が風上のほうへまわって、往来を右へ曲り、もうかなり積って白くなった道を、
平右衛門町
(
へいえもんちょう
)
のほうへとはいっていった。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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