“ぶんどり”の漢字の書き方と例文
語句割合
分捕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の政治家実業家などは皆提灯を借りて蝋燭を分捕ぶんどりする方の側だ。もっともづうづうしいやつは提灯ぐるみに取つてしまつて平気で居るやつもある。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
二人は仲よく手をつないで、会場にならんでいる、分捕ぶんどりの中国兵器やソ連兵器を、ていねいに見てまわった。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ひどい事だ。自分の土蔵でも無いものを、分捕ぶんどりして渡す口約束で博奕を打つ。相手のものでも無いのに博奕で勝ったら土蔵一戸前受取るつもりで勝負をする。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)