“ぶばいがわら”の漢字の書き方と例文
語句割合
分倍河原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして分倍河原ぶばいがわら(現・府中競馬場の西)の小高い端に旗をおいて、なお、下流上流の将士までも呼び返した。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貴様たち、それほど琵琶が弾きたいなら、河原へ行って、思う存分弾くとも呶鳴どなるともするがいいや。そこを出ると多摩川で、その近辺の河原が分倍河原ぶばいがわらといって、古戦場のあとだ。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
祖先斎藤蔵人くらんどは、名もなきものにござりますが、義貞公お旗上げの折より、御一族の脇屋殿わきやどのの手について、鎌倉攻めに参加し、のち分倍河原ぶばいがわらのたたかいに、討死をとげました。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)