“ふろおけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風呂桶93.8%
風呂槽6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この邦土で純粋に日本固有というべきものはただ二つ、それは風呂桶ふろおけとそうしてポエトリーである」と述べている。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
風呂場は廊下の突き当りで便所の隣にあった。薄暗くって、だいぶ不潔のようである。三四郎は着物を脱いで、風呂桶ふろおけの中へ飛び込んで、少し考えた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
石で畳んだ風呂槽ふろおけふちに腰をかけて、自分の手や腹を眺めていました。兄さんは御存じの通り余りふとってはいません。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)