“ふるなべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
古鍋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
預けてある容れ物というのは、ニュームの古鍋ふるなべを三つに重ねたもので、下から上まで針金のわくが付けてあり、重ねたまま提げられるようになっていた。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
今でも多くの山村には、ヒデばちという物が残っている。まるくほりくぼめた石の皿、または破損した古鍋ふるなべなどを用いて、その中で松の小割木こわりぎを燃したのが、以前の世の灯火であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)