“ふるあわせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
古袷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月になってから急に涼しくなって、叔母が丹精たんせいしてい直してくれた古袷ふるあわせも、薄寒く見えますが、当人は案外呑気で、膝小僧のハミ出すのも構わず、乗出し加減に一とかど哲学するのでした。
私は借家に帰ると、古袷ふるあわせを一枚女中に持たせて、F君の所へ遣った。
二人の友 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
古袷ふるあわせ軽暖けいだんにをりにけり
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)