“ふところかがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懐中鏡50.0%
懐鏡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「死骸の側で割れていたという懐中鏡ふところかがみは、平常ふだんどこにおいてあるんで」
「ギヤマンの懐中鏡ふところかがみがあったはずだが、見せてくれないか」
そこで奥さんも絵本を渡したり、ハモニカをあてがつたり、いろいろ退屈させない心配をしたが、とうとうしまひに懐鏡ふところかがみを持たせて置くと、意外にも道中だうちうおとなしく坐つてゐる事実を発見した。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小菊は懐鏡ふところかがみを取り出して、指先で口紅を直しながら
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)