“ふじやしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
藤夜叉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「小殿のおん眉には、まだ御酒も足らぬそうな。それとも、藤夜叉ふじやしゃにお見恍みとれでございますか」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おあるじの隠し子、不知哉いさや丸と藤夜叉ふじやしゃのことでも、どんなに長い日蔭の日を送ったことか。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「早いのう。もう七年か……。藤夜叉ふじやしゃ不知哉丸いさやまるの上にも同じ月日が流れていよう」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)