“ふかわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
布川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下総の布川ふかわへ行ったのは明治二十年秋の初め、私の十三歳の時のことであった。それから約二年の間、私にとっては一日一日が珍しいことばかりに思われた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
布川ふかわという町にしばらく住んでいたが、その頃がちょうど鳩麦煎餅はとむぎせんべいという、紙の筒に入った丸い煎餅の、人気に投じて盛んに売りひろめられた時で、その製造元はここから五、六里の
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私は十三歳で茨城県布川ふかわの長兄の許に身を寄せた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)