“びゃくろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
白蝋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明け方の光が微かに、血のなかの海藻うみもにも似る黒髪と、白蝋びゃくろうのような死者の顔とを、無常迅速のことば通り、冷ややかに照らし出している。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いうかと思うと、孔明その人の面は、たちまち白蝋びゃくろうの如く化して、閉じた睫毛まつげのみが植え並べたように黒く見えた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)