“ひょうろうまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兵粮米60.0%
兵糧米40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵粮米ひょうろうまいが尽きれば、春は田作り、秋は刈り収めてから戦うのです。夏は暑い、冬は寒いなどと嫌がる。東国では笑われますぞ。特に甲斐、信濃の源氏たちはこの地に精通しております。
荒木どのの家臣の中で、石山の本願寺方へ、兵糧米ひょうろうまいを売りこんだ者があるらしいのです。なにしろ、大坂方はいま米がないので困っています。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは義経よしつね討伐のための臨時兵糧米ひょうろうまい徴収を名として急に設置したものらしいが、それはそのまま恒久の制度となってしまったもので、このようなことは平家の専権時代にも見られなかったことである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)