“はんにゃきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
般若経66.7%
槃若経33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胎内には、聖武天皇宸筆しんぴつの薬師本願経、法華経一部、皇后筆の金剛般若経はんにゃきょう、法華経一部、ならびに仏舎利五粒をともに奉納したと伝えられる。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
その日、海雲寺に集まったのは、五六千人、広い境内も身動きもならぬ有様ありさま。本堂正面には青竹のたくましい手摺てすりを組んで盛装の僧が十数人、朝から般若経はんにゃきょうを上げております。
捜すと父は本堂の護摩壇で槃若経はんにゃきょうを誦んでいた。目撃した人は、「あの小さいお上人しょうにんさんがまるで鐘のような声でお経をよんでいたのは本当に凄かった。」
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)