“はんけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
樊建40.0%
弁肯20.0%
桮棬20.0%
煩喧20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁肯はんけんするとき、この道得おのづから三年八年三十年四十年の功夫となりて尽力道得するなり
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
それはコブヤナギといつて、「孟子」に謂はゆる杞柳きりうのことだといふ。性は杞柳のごとく、義は桮棬はんけんのごとし。人の性を以つて仁義を爲すは杞柳を爲るがごとし。とある。
北信早春譜 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
三峰稲荷藤杜ふぢのもりの前をすぎ墨染深草の里を経、初更後伏見布屋七兵衛の家に宿す。伏見の境は東都江戸橋四日市の地と家居地勢頗同じ。此日暑甚しからず。旅家女商来る。煩喧はんけん蠅のごとし。行程九里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)