“はねばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刎橋83.3%
跳橋8.3%
撥橋8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い武士が、肩に一人の人を引掛けて刎橋はねばしおどり越えて、そっと竜泉寺の方へ逃げて行くらしい姿を見ることができました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
初音屋と呼ばれた人情噺の柳朝(春風亭・三代目)と馬楽と自分と三人でひと晩遊びに行ったが、その頃のお歯黒溝に沿った家々にはみな跳橋はねばしというものが向こう側まで掛け渡されていた。
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「御内所じゃ大騒ぎですよ。裏の撥橋はねばしが下りてて、裏口が開けてあッたんですッて」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)