“はでずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
派出好57.1%
派手好28.6%
華美好14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助はこの派出好はでずきな弟が、その後どんな径路を取って、どう発展したかを、気味の悪い運命の意思をうかがう一端として、主人に聞いて見た。主人は卒然
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一体三味線さみせん屋で、家業柄出入るものにつけても、両親は派手好はでずきなり、殊に贔屓俳優ひいきやくしゃの橘之助の死んだことを聞いてから、始終くよくよして、しばらく煩ってまでいたのが、その日は誕生日で
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お常は今年四十九の古女房であったが、若い時からの華美好はでずきで、その時代の商人あきんどの女房には似合わしからない贅沢三昧に白子屋の身代を殆ど傾け尽して了った。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)